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スーパースターが逝った。
長崎新聞「水や空」より
世の中の人々に夢を希望を振りまいてきたスーパースターが、自分はといえば、小さな幸せの一つも手に入れることができないままこの世を去るということは、よくあることである。
ロックンロールの巨星、エルビス、プレスリーがそうだった。
大ヒット曲を連発し、冨と栄光を手にしたプレスリー。
熱狂的なフアンを楽しませながら、晩年は孤独にさいなまれ、薬物中毒の果てに亡くなった。
又一人、人々に夢を振りまきながら、自分自身は夢を失って苦悶し続けたスーパースターが亡くなった。
「スリラー」など大ヒット曲を連発して、世界中に熱狂的なフアンを持つマイケル、ジャクソンだ。
「キング・オブ・ホップ」と称され、革新的な歌と踊りで人気を博した。
不世出の天才黒人スターの活躍は、大勢の黒人ミュージシャンに道を開いた。だが、有り余るほどの冨と栄光を手にしながら、スキャンダルや薬物におばれたその荒廃した心を癒す術は無かったのか。
幸せとは何か。この世に永遠の問いかけを残したまま、哀しきスーパースターが逝った夜は、いつになく切ない。
6/28更新
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